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新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

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(1)

 

新規上場申請のための有価証券報告書

(Ⅰの部)

 

日総工産株式会社

(2)

目次

 

  頁

表紙  

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1.主要な経営指標等の推移 ……… 1

2.沿革 ……… 5

3.事業の内容 ……… 8

4.関係会社の状況 ……… 10

5.従業員の状況 ……… 11

第2 事業の状況 ……… 12

1.業績等の概要 ……… 12

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 14

3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 15

4.事業等のリスク ……… 17

5.経営上の重要な契約等 ……… 21

6.研究開発活動 ……… 21

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 22

第3 設備の状況 ……… 26

1.設備投資等の概要 ……… 26

2.主要な設備の状況 ……… 26

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 27

第4 提出会社の状況 ……… 28

1.株式等の状況 ……… 28

2.自己株式の取得等の状況 ……… 36

3.配当政策 ……… 37

4.株価の推移 ……… 37

5.役員の状況 ……… 38

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 41

第5 経理の状況 ……… 48

1.連結財務諸表等 ……… 49

(1)連結財務諸表 ……… 49

(2)その他 ……… 97

2.財務諸表等 ……… 98

(1)財務諸表 ……… 98

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 113

(3)その他 ……… 113

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 114

第7 提出会社の参考情報 ……… 115

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 115

2.その他の参考情報 ……… 115

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 116

第三部 特別情報 ……… 117

第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 117  

(3)

 

  頁

第四部 株式公開情報 ……… 118

第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 118

第2 第三者割当等の概況 ……… 119

1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 119

2.取得者の概況 ……… 121

3.取得者の株式等の移動状況 ……… 126

第3 株主の状況 ……… 127

[監査報告書]  

(4)

【表紙】

 

【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)

【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿

【提出日】 平成30年2月9日

【会社名】 日総工産株式会社

【英訳名】 NISSO CORPORATION

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 清水 竜一

【本店の所在の場所】 神奈川県横浜市港北区新横浜一丁目4番1号 【電話番号】 045-476-4121(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役管理本部長兼総務・人事部長 松尾 伸一 【最寄りの連絡場所】 神奈川県横浜市港北区新横浜一丁目4番1号

【電話番号】 045-514-4323

【事務連絡者氏名】 取締役管理本部長兼総務・人事部長 松尾 伸一  

(5)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次 第36期 第37期

決算年月 平成28年3月 平成29年3月 売上高 (千円) 47,335,023 53,533,200 経常利益 (千円) 885,759 833,389 親会社株主に帰属する当期純

利益

(千円) 460,762 491,113 包括利益 (千円) 400,580 550,859 純資産額 (千円) 4,216,645 4,601,754 総資産額 (千円) 15,765,077 17,410,276 1株当たり純資産額 (円) 635.99 694.08 1株当たり当期純利益金額 (円) 69.50 74.07 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益金額

(円) - -

自己資本比率 (%) 26.7 26.4 自己資本利益率 (%) 11.5 11.1

株価収益率 (倍) - -

営業活動によるキャッシュ・ フロー

(千円) 549,899 1,303,015 投資活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) △120,034 236,357 財務活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) △741,707 254,786 現金及び現金同等物の期末残

(千円) 1,575,360 3,369,520 従業員数

(人)

1,384 1,447 (外、平均臨時雇用者数) (364) (301)

(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。 2.当社は第36期より連結財務諸表を作成しております。

3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であ るため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。

4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

5.第36期及び第37期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」 (昭和51年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第 204条第6項の規定に基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けております。

6.従業員数は、就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー)は、年間の平均人員を( )外数で記載し ております。

7.期間契約社員(製造スタッフ、派遣スタッフ)の年間平均人数は、以下のとおりであり、従業員数には含め ておりません。

  第36期 第37期

(6)

8.当社は、平成29年9月15日開催の取締役会決議により、平成29年10月16日付で普通株式1株につき10株の割 合で株式分割及び平成30年1月15日開催の取締役会決議により、平成30年2月1日付で普通株式1株につき 2株の割合で株式分割を行っております。第36期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純 資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。

 

(7)

(2)提出会社の経営指標等

回次 第33期 第34期 第35期 第36期 第37期 決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月 売上高 (千円) 31,666,043 32,192,310 36,215,841 40,397,711 46,928,761 経常利益または経常損失

(△)

(千円) △261,981 115,560 534,502 690,969 759,791 当期純利益または当期純損失

(△)

(千円) △335,873 14,960 149,600 344,469 437,276 資本金 (千円) 50,000 50,000 50,000 50,000 50,000 発行済株式総数 (株) 331,500 331,500 331,500 331,500 331,500 純資産額 (千円) 2,857,515 2,901,467 3,074,571 3,348,787 3,681,980 総資産額 (千円) 11,617,706 12,167,007 13,005,446 13,233,006 15,045,470 1株当たり純資産額 (円) 8,619.96 8,752.54 9,274.73 505.10 555.35 1株当たり配当額

(円)

- - - 500.00 445.00 (うち1株当たり中間配当

額)

(-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額ま

たは1株当たり当期純損失金 額(△)

(円) △1,013.19 45.13 451.28 51.96 65.95

潜在株式調整後1株当たり当 期純利益金額

(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 24.6 23.8 23.6 25.3 24.5

自己資本利益率 (%) - 0.5 5.0 10.7 12.4

株価収益率 (倍) - - - - -

配当性向 (%) - - - 48.1 33.7

従業員数

(人)

917 872 904 977 1,045 (外、平均臨時雇用者数) (150) (167) (184) (208) (244)

(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.第33期、第34期、第35期、第36期及び第37期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在 株式は存在するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりま せん。

3.第33期の自己資本利益率については、当期純損失を計上しているため記載しておりません。 4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

5.第36期及び第37期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38 年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第204条第6 項の規定に基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けております。

なお、第33期、第34期及び第35期については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づ き算出した各数値を記載しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第204条第6項の規定 に基づく新日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。

6.従業員数は、就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー)は、年間の平均人員を( )外数で記載し ております。

7.期間契約社員(製造スタッフ:技能社員含む)の年間平均人数は、以下のとおりであり、従業員数には含め ておりません。

  第33期 第34期 第35期 第36期 第37期

(8)

8.当社は、平成29年9月15日開催の取締役会決議により、平成29年10月16日付で普通株式1株につき10株の割 合で株式分割及び平成30年1月15日開催の取締役会決議により、平成30年2月1日付で普通株式1株につき 2株の割合で株式分割を行っております。第36期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純 資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。

9.当社は、平成29年10月16日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割及び平成30年2月1日付で普通株 式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。

そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申 請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133 号)に基づき、第33期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を 参考までに掲げると、以下のとおりとなります。

なお、第33期、第34期及び第35期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、新日本 有限責任監査法人の監査を受けておりません。

回次 第33期 第34期 第35期 第36期 第37期

決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月 1株当たり純資産額 (円) 431.00 437.63 463.74 505.10 555.35 1株当たり当期純利益金額ま

たは1株当たり当期純損失金 額(△)

(円) △50.66 2.26 22.56 51.96 65.95

潜在株式調整後1株当たり当 期純利益金額

(円) - - - - -

1株当たり配当額

(円)

- - - 25.00 22.25

(うち1株当たり中間配当 額)

(-) (-) (-) (-) (-)

 

(9)

2【沿革】

当社前身の日総工営株式会社の設立は昭和46年2月ですが、当社の設立は昭和55年8月のため、その時点から記載 しております。また、当社は昭和50年代半ばより、東京・神奈川・大阪・静岡等に数社の別法人を設立し、事業展開 を行っておりましたが、平成元年8月に各法人の社名を当社と同じ日総工産株式会社に商号変更し、平成3年11月に 当社に合併しております。

 

年月 事項

昭和55年8月 自動車部品製造構内請負を目的に、川崎市川崎区に日総工産株式会社(当社)を設立

昭和56年6月 プラントの設計・監督を目的に東京都大田区に日総エンジニアリングサービス株式会社を設立(平 成3年11月当社に合併)

  電子機器部品製造構内請負を目的に、東京都港区に日伸興営株式会社を設立(平成3年11月当社に 合併)

昭和58年2月 自動車部品及び電子機器部品製造構内請負を目的に、中部日総工産株式会社(現 日総ニフティ株 式会社)を東京都港区に設立

  (平成2年5月 商号を日総不動産株式会社に変更、本社を川崎市川崎区に移転)

昭和58年12月 自動車部品及び電子機器部品製造構内請負を目的に、神奈川県厚木市に横浜日総工産株式会社を設 立(平成3年11月当社に合併)

昭和59年10月 自動車部品及び電子機器部品製造構内請負を目的に、大阪市淀川区に大阪日総工産株式会社を設立 (平成3年11月当社に合併)

昭和60年8月 自動車部品及び電子機器部品製造構内請負を目的に、静岡県浜松市に中部日総工産株式会社を設立 (平成3年11月当社に合併)

昭和61年2月 日総工産株式会社(当社)本社を横浜市鶴見区に移転

昭和61年3月 一般労働者派遣事業を目的に、横浜市鶴見区に日総オフィス・エム・ツー株式会社(現 日総ブレ イン株式会社)を設立

平成元年8月 日総エンジニアリングサービス株式会社、東京日総工産株式会社(旧 日伸興営株式会社、本社を 長野県岡谷市に移転)、横浜日総工産株式会社、日総工営株式会社(本社を静岡県静岡市に移 転)、大阪日総工産株式会社、中部日総工産株式会社の商号を、それぞれ日総工産株式会社に変更 (採用活動の効率のため別法人とする。)

平成元年10月 日総工産株式会社(静岡県静岡市)の事業効率化を図るため、日総工産株式会社(静岡県浜松市、 平成2年5月本社を名古屋市中村区に移転)に吸収合併(平成3年11月当社に合併)

平成元年11月 自動車部品及び電子機器部品製造構内請負を目的に、岩手県盛岡市に日総工産株式会社を設立(平 成3年11月当社に合併)

平成2年5月 日総工産株式会社(現 日総ニフティ株式会社)の商号を日総不動産株式会社に変更

平成3年11月 日総工産株式会社6社(岩手県盛岡市、東京都大田区、神奈川県厚木市、長野県岡谷市、名古屋市 中村区、大阪市淀川区)を人材の有効活用、管理強化及び日総ブランド確立のため当社に吸収合併 平成6年11月 日総不動産株式会社(現 日総ニフティ株式会社)が山形県米沢市に当社向け社員寮建設。同賃貸

業務開始

平成7年8月 浄水・活水装置販売を目的に、東京都港区に日本マルチピュア株式会社(平成8年9月に日本アン ク株式会社に商号変更)を設立(平成18年3月当社に合併)

平成9年3月 日総工産株式会社(当社)本社機能を横浜市港北区に移転

平成9年8月 日総工産株式会社(当社)に「福祉事業部」を設置し、福祉事業を開始 平成11年1月 日総オフィス・エム・ツー株式会社の商号を日総ブレイン株式会社に変更

平成11年9月 日総不動産株式会社の商号を日総ニフティ株式会社に変更。同時に本社を横浜市港北区に移転 平成13年12月 研修施設「日総テクノセンター」(神奈川県横浜市港北区)を開設

平成14年10月 一般労働者派遣事業の許可取得

(10)

 

年月 事項

平成15年11月 中国での人材紹介・派遣・人事コンサルティング事業を目的に、上海霓索人力資源服務有限公司を 設立(当社出資比率49.0%)

平成16年3月 製造業務への労働者派遣の解禁に伴い、製造業務派遣事業を開始

平成16年4月 日総ニフティ株式会社は当社より福祉事業部を移管統合し、総合福祉サービス主体の運営会社にな る

平成17年6月 日総ニフティ株式会社は介護付有料老人ホームコミュニティハウス「すいとぴー新横浜」を横浜市 港北区に開設

平成18年3月 日本アンク株式会社の事業効率化を図るため、当社に吸収合併

平成18年7月 日総ニフティ株式会社はパーソナルケアスタッフ株式会社(福島県いわき市)の全株を取得し、子 会社とする

平成18年8月 日総工産株式会社の本店所在地を横浜市港北区に移転 平成18年11月 「プライバシーマーク」の認定

  研修施設「東北テクニカルセンター」(宮城県富谷市)を開設

平成19年4月 日総グループ派遣事業強化のため、日総ニフティ株式会社の派遣事業の一切を日総ブレイン株式会 社に事業移管

  障がい者雇用促進を目的に、横浜市港北区に日総ぴゅあ株式会社を設立(注) 平成20年4月 株式会社テクネッツの事業効率化を図るため、当社に吸収合併

平成21年1月 日総ニフティ株式会社が子会社「パーソナルケアスタッフ株式会社」(福島県いわき市)を吸収合 併

平成22年12月 東海営業所(現 浜松営業所)が品質マネジメント国際規格「ISO 9001;2008」の認証取得 平成23年4月 厚生労働省委託事業「製造請負優良適正事業者」の認定取得

平成23年10月 金沢営業所(現 金沢事業所)が品質マネジメント国際規格「ISO 9001;2008」の認証取得 平成27年3月 厚生労働省委託事業「優良派遣事業者」の認定取得

平成28年4月 研修施設「日総テクニカルセンター東日本」(宮城県栗原市)を開設 平成29年7月 研修施設「日総テクニカルセンター九州」(福岡県豊前市)を開設 (注) 「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社であります。  

(11)

[事業の変遷図]

(12)

3【事業の内容】

当社グループは、当社、連結子会社3社及び持分法適用関連会社1社で構成されており、「総合人材サービス事 業」及び「その他の事業」を営んでおります。「総合人材サービス事業」では、製造系人材サービスとして製造派 遣・製造請負を、事務系人材サービスとして、一般事務派遣、BPO(注)を行っております。また「その他の事 業」では、介護・福祉事業(施設介護・在宅介護)を行っております。

当社グループでは、「人を育て 人を活かす」という創業理念に基づき、働く人が働き甲斐を持ち成長していける 職場を作り上げていくと共に、企業としての成長にも貢献できるサービスの提供を目指しております。さらに今後に おいても提供するサービスの質の向上を目指し、当社グループの事業成長を図ってまいります。

(総合人材サービス事業)

(1)製造系人材サービス(日総工産株式会社・日総ぴゅあ株式会社) ① 製造派遣

製造派遣は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者 派遣法」という。)に従い事業を行っており、自動車、電子部品、精密機器、住宅設備をはじめとしたメーカ ーに対し派遣サービスを提供しております。

派遣事業を行う企業は厚生労働省より労働者派遣事業の許可を受け、顧客企業(派遣先企業)と当社との間 で労働者派遣契約を締結、また就業希望者と当社との間で期間を定めた雇用契約を締結したうえで就業者を派 遣先企業に派遣しております。派遣先企業に派遣された就業者は、派遣先企業の指揮命令の元で業務に従事 し、品質管理や労務管理は派遣先企業が行うこととなります。このように派遣契約においては、派遣労働者の 雇用者(当社)と業務上の指揮命令者(派遣先企業)が異なることが特徴であります。

② 製造請負

製造請負は、自動車、電子部品、精密機器、住宅設備をはじめとしたメーカーに対しサービスを提供してお ります。この製造請負では、製造派遣とは異なり、請負会社(当社)が、自ら指揮命令を行い、自社による生 産、品質管理や労務管理及び職場運営体制を構築しなければならないことが特徴であり、発注者(メーカー) からの注文に対し、自社管理体制のもとで製造や加工、検査等を行い、完成品(成果)を納品しております。 ③ その他

上記に含まれないものとして、当社の特例子会社(注)(日総ぴゅあ株式会社)において軽作業請負、物販 事業を行っております。

 

(注)特例子会社:障害者の雇用機会の確保(法定雇用率)は、個々の事業主(企業)ごとに義務づけられています が、一定の要件を満たす場合には、特例としてその子会社に雇用されているものとみなして、実雇用率が算定 できます。

 

(2)事務系人材サービス(日総ブレイン株式会社) 〇一般事務派遣、BPO(注)

一般事務派遣は、労働者派遣法に従い事業を行っており、主としてオフィス事務や受付業務などの派遣サービ ス提供を行っております。

派遣事業を行う企業は労働者派遣事業の許可を受け、顧客企業(派遣先企業)と日総ブレイン株式会社との間 で労働者派遣契約を締結、また就業希望者と日総ブレイン株式会社との間で期間を定めた雇用契約を締結したう えで就業者を派遣先企業に派遣しております。この派遣契約においては派遣労働者の雇用者(日総ブレイン株式 会社)と業務上の指示命令者(派遣先企業)が異なることが特徴であります。

また、一括して業務を受託するBPOを一部行っております。  

(注)BPO(Business Process Outsourcing)は、企業運営上の業務やビジネスプロ セスを、専門企業に外部委託することを指します。

 

(その他の事業)(日総ニフティ株式会社)

神奈川県横浜市及び福島県いわき市を中心として、施設介護(介護付有料老人ホーム)及び在宅介護等の介護・福 祉事業を展開しております。

① 施設介護

神奈川県横浜市にて、有料老人ホーム5か所を運営し入居者に対する介護サービスの提供を行っております。 ② 在宅介護

介護ステーションを神奈川県横浜市に1か所、福島県いわき市に2か所、通所介護施設を福島県いわき市に2 か所展開しております。

 

(13)

[事業系統図]

事業系統図は、次のとおりであります。  

(14)

4【関係会社の状況】

名称 住所 資本金

主要な事業の 内容

議決権の所 有割合又は 被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)      

日総ブレイン㈱ (注)2

横浜市鶴見区

50,000 (千円)

総合人材サービ ス事業

100.0

役員の兼任等 3名 不動産の賃貸借あり

日総ぴゅあ㈱ (注)2

横浜市港北区

10,000 (千円)

総合人材サービ ス事業

100.0

役員の兼任等 3名 不動産の賃貸借あり 日総工産㈱特例子会社 (注)4

日総ニフティ㈱ (注)2

横浜市港北区

450,000 (千円)

その他の事業 総合人材サービ ス事業

100.0

役員の兼任等 2名 資金援助あり 不動産の賃貸借あり 設備の賃貸借あり

(持分法適用関連会社)      

上海霓索人力資源服務有 限公司

中国上海市

300 (千米ドル)

総合人材サービ ス事業

49.0 役員の兼任等 2名 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.特定子会社に該当しております。

3.「関係内容」欄の役員の兼任等は、当社従業員が関係会社役員を兼任する場合を含んでおります。 4.「障害者の雇用の促進等に関する法律」(厚生労働省)に基づく特例子会社であります。

 

(15)

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

平成29年12月31日現在  

セグメントの名称 従業員数(人)

総合人材サービス事業 1,309 (260)

その他の事業 245 (42)

合計 1,554 (302)

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記 載しております。

2.このほかに製造スタッフ(技能社員含む)、派遣スタッフが最近1年間の平均で12,087名おります。  

(2)提出会社の状況

平成29年12月31日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円) 1,139(245) 40.5 8.5 4,457,251  

セグメントの名称 従業員数(人)

総合人材サービス事業 1,139 (245)

合計 1,139 (245)

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記 載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.このほかに製造スタッフ(技能社員含む)が最近1年間の平均で11,005名おります。  

(3)労働組合の状況

当社及び当社グループ会社には、労働組合は結成されておりませんが、労使関係につきましては良好でありま す。

(16)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

第37期連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

当連結会計年度における我が国の経済は、現政権下での経済対策及び日銀による金融政策や下期以降の円安傾向 などを背景に、企業業績が好調に推移したことにより、緩やかな成長基調を維持しました。雇用情勢は企業収益の 改善が続く中で有効求人倍率が上昇傾向であることに加えて、完全失業率が低水準で推移する等、回復傾向は継続 しておりました。海外経済においては、中国を始めとするアジア新興国・資源国の景気減速、英国のEU離脱問 題、米国の新政権発足に伴う政策動向など先を見通すことが非常に困難な状況が続いております。

当社が属する製造系人材サービス業界では、前期より引き続き国内メーカー各社からの需要は増加傾向で推移い たしました。しかし、有効求人倍率が1倍超えで推移するなど、就業者の確保が非常に厳しい状況が続いておりま す。このような環境の下、当社は顧客への提供サービスの質の強化に努め、好調である輸送機器や電気・電子部品 関連の国内主要メーカーを中心に既存顧客のシェアアップと新規顧客の獲得を推進してまいりました。

また就業者の確保に向けた募集媒体をはじめとした採用戦略を展開すると共に就業者の雇用安定に向けた活動を 推進いたしました。一方、取引先の拡大に伴う人員増や組織機能強化に伴う費用が増加し、また本社ビルの外壁修 繕費用や教育施設開設費用が発生したため一時的に販売費及び一般管理費が増加となりました。

その他の事業の介護・福祉事業は、国内の高齢化が進み、今後も日本国内の高齢化はさらに進むことが予想され ることに伴い、介護サービスへの需要も増加することが見込まれます。当社グループでは、就業者への教育強化等 により提供するサービスの質を高め、単価の向上とサービス利用者の増加を図ってまいりました。

以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は53,533百万円(前期比13.1%増)、製造スタッフ等の増加に伴 う賃金給与、法定福利費等の人件費や就業者向け住宅関連費用等が増加となり、売上総利益は8,960百万円(前期 比8.7%増)、また組織機能強化に伴う間接部門の増員及び処遇改善などにより人件費が前連結会計年度より475百 万円増加したことや一時的な費用として、本社ビルの外壁修繕費用94百万円や教育施設開設費用10百万円などの費 用が発生したことにより、営業利益は860百万円(前期比13.9%減)、経常利益は833百万円(前期比5.9%減)、 親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等が前連結会計年度から63百万円減少し、491百万円(前期比6.6% 増)となりました。

事業別の業績は、次のとおりであります。 ① 総合人材サービス事業

主たる顧客である輸送機器メーカーでは国内販売及び輸出が好調に推移したことにより、増産傾向が続き、人 材の需要が拡大いたしました。同じく主要取引先である電子部品メーカーにおいても通信機器部品、車載部品な どが増産となったことで、人材の需要が大幅に増加いたしました。

その結果、当社グループの自動車業界および、電子デバイス業界の売上は順調に拡大し、51,250百万円(前期 比13.7%増)となりました。

就業者増加に伴う賃金給与、法定福利費等の人件費や就業者向け住宅関連費用等が増加となりました。 これらにより、売上総利益は8,655百万円(前期比9.0%増)となりました。

 

② その他の事業

その他の事業として介護・福祉事業を行っております。当社グループでは、提供するサービスの質を高め、有 料老人ホーム(すいとぴー)の入居者や介護サービス利用者の増加を図ってまいりました。

これらにより当事業の売上は2,282百万円(前期比1.4%増)となりましたが、施設における人員増強の影響に より売上総利益は304百万円(前期比0.4%減)となりました。

 

第38期第3四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府と日銀による景気対策を背景に、企業の生産活動や設 備投資は引き続き改善の動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。海外経済は、政治情勢や経 済の動向、また地政学的リスクが懸念されるなど、依然として先行きが不透明な状況にあります。一方、雇用情勢 は、一段と改善が進み平成29年11月の全国の有効求人倍率は1.56倍と高い水準となり、引き続き人材不足という状 態が続いております。

このような環境の中、当社では生産が好調に推移した輸送機器メーカーや電子部品メーカーなどの重要顧客を中 心とした営業活動を進めてまいりました。また、自社採用サイトの活用や入社キャンペーンなどの採用施策を展開 し、採用強化を進めるとともに定着率の向上を図り、稼働人数の増加を目指してまいりました。

その他の事業においては、高齢化率の上昇により、介護サービスの需要は引き続き増加傾向で推移しておりま す。当社グループでは、利用者へ提供するサービスの質の向上を図り、サービス利用者数の拡大を図ってまいりま した。

(17)

以上の結果、売上高は43,687百万円、営業利益は1,403百万円、経常利益は1,412百万円、親会社株主に帰属する 四半期純利益は901百万円となりました。

 

事業別の業績は、次のとおりであります。 ① 総合人材サービス事業

  生産の状況が好調に推移した輸送機器メーカーや電子部品メーカーなどの重要顧客への継続した営業活動を展 開し、シェアの拡大と契約単価の改善を図ってまいりました。また、顧客への提供サービスの質を高めるため、 無期雇用者である技能社員を増やし、就業意欲を高め、技能習得をはじめとした教育機会を拡充させてまいりま した。

これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当事業の売上高は41,976百万円、売上総利益は7,601百万 円となりました。

 

② その他の事業

  その他の事業では、利用者に品質の高いサービスを提供するため、就業者の教育体制の充実を図るとともに営 業活動を強化し、有料老人ホーム(すいとぴー)の入居者および在宅介護サービス利用者の増加を目指してまい りました。

  これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当事業の売上高は1,711百万円、売上総利益は173百万円と なりました。

(18)

(2)キャッシュ・フロー

第37期連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動におけるキャッシュ・フローが1,303百万円の増加、 投資活動によるキャッシュ・フローが236百万円の増加、財務活動によるキャッシュ・フローが254百万円の増加と なりました。この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ1,794百万円 増加し、3,369百万円(前年同期比113.9%増)となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益833百万円、減価償却費220百万円、未払費用の 増加額442百万円、未払消費税等の増加額189百万円等の収入で、売上債権の増加額550百万円等の支出を吸収し て、1,303百万円の増加(前年同期比137.0%増)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、貸付金の回収による収入430百万円等の収入で、有形固定資産の取得に よる支出68百万円、無形固定資産の取得による支出17百万円、貸付けによる支出77百万円等の支出を吸収して、 236百万円の増加(前年同期は120百万円の支出)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入2,060百万円の収入で、短期借入金の純減少額968 百万円、長期借入金の返済による支出606百万円、配当金の支払額165百万円等の支出を吸収して、254百万円の増 加(前年同期は741百万円の支出)となりました。

 

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当社グループは、総合人材サービス事業、その他の事業(介護・福祉事業)を行っており、提供するサービスの 性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。

 

(2)受注状況

上記「(1)生産実績」と同様の理由により、記載を省略しております。  

(3)販売実績

第37期連結会計年度及び第38期第3四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとお りであります。

セグメントの名称

第37期連結会計年度 (自 平成28年4月1日

至 平成29年3月31日)

前年同期比 (%)

第38期第3四半期 連結累計期間 (自 平成29年4月1日

至 平成29年12月31日) 総合人材サービス事業(千円) 51,250,819 113.7 41,976,302

その他の事業(千円) 2,282,380 101.4 1,711,049

合計(千円) 53,533,200 113.1 43,687,352 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去をしております。

2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。

3.総販売実績に対する割合が10%を超える販売先はありません。  

(19)

3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針

当社グループは、創業理念である「人を育て 人を活かす」に則り、昭和46年の創業より46年以上、製造工程の 請負を中心に人材派遣・有料職業紹介事業を展開し、日本のものづくりと働く人を支えてまいりました。

当社グループが目指す姿は、単なる人材供給ではなく、製造スタッフの技術、能力の向上を図るための人材育成 に注力し、現場を運営、管理する体制強化を図り、顧客であるメーカーが求める生産性向上や品質の確保等に応え られる人材を育成、配置することにより提供サービスの質を高め、顧客からの更なる信頼を獲得できる企業を目指 してまいります。

これらの取り組みを確実に進めていくことにより、重要顧客市場の拡大や新規領域市場の開拓を推進してまいり ます。

 

(2)経営戦略

当社グループは、変化を続ける顧客企業及び求職者のニーズに対し、安定した事業基盤を構築し、対応してまい ります。そのためには、既存事業における取り組みをより高度な内容にしていくこと、そして当社グループを取り 巻く環境の変化に対応するために新たな取り組みを進めていくことが求められていると認識しております。

これらの取り組みを確実かつ速やかに展開することにより、顧客へ質の高いサービスを提供することが可能とな り、当社グループの更なる成長へ導くものと考えております。

具体的な戦略は以下のとおりであります。  

① 製造派遣・製造請負の拡大

当社グループの主たるサービスは製造派遣・製造請負であります。製造派遣では、顧客の様々なニーズにマッ チした能力を持った人材を速やかに派遣してまいります。製造請負では、生産や品質の確保と向上を図るため、 自社による職場管理体制の強化を推進してまいります。

これらのサービスを重要顧客である自動車関連、電子デバイス関連企業へ展開し、当社グループシェアの拡大 を図り、更に今後需要増加が予想される業種への参入を図ってまいります。

 

② 無期雇用社員の積極的な活用

当社グループでは、これまで期間契約社員を主体に事業を行ってまいりましたが、顧客へより質の高いサービ スを提供するために、無期雇用社員の積極的な活用を推進しております。当社グループでは、この無期雇用社員 を「技能社員」と呼び、安定した雇用環境のもとで、技能技術を身に付け、大口顧客の中でも長期にパートナー 関係にある顧客(「アカウント企業」)へ提供するサービスの付加価値向上を図っております。また、就業者と しても、この技能社員制度により、雇用が安定し、技能技術を習得し、実践できることにより、就業意欲や仕事 への満足度が向上いたします。当社グループでは、今後、この技能社員を積極的に増員していくことによる売 上、利益の増加を目指してまいります。

 

③ お客様満足の向上

当社グループでは、自動車関連、電子デバイス関連企業を重要顧客と定め、技能社員を投入し質の高いサービ スを提供してまいりますが、更なる顧客ニーズに応えるため、設備保全サービスや入出庫管理等、新たなサービ スの提供にも積極的に取り組んでまいります。

 

(3)目標とする経営指標

当社グループは、利益率の向上を重要課題として経営効率の改善を図り、連結売上高経常利益率改善を当面の課 題として取り組んでまいります。

 

(4)経営環境及び対処すべき課題

主要顧客である国内製造業は、好調に推移しておりますが、その一方で就業者不足や商品サイクルの短期化への 対応が求められております。これらのニーズに対し、人材サービス業界の果たす役割は今まで以上に大きくなるこ とが予想されます。また、改正された労働者派遣法や労働契約法などの影響による企業の人材活用の見直しが進ん でいる中で人材サービス業界においては新たな市場の創出が期待されます。

その他の事業においては少子高齢化の進行に伴い、介護業界市場は引き続き拡大することが見込まれております が、一方で業界内の再編による競合の増加が予想されます。

(20)

(総合人材サービス事業) ① 採用力の強化と人材確保

国内における少子高齢化による労働人口の減少が進む中、あらゆる業界で就業者不足となることが予測されて おり、当社グループにおいても、就業者の確保は課題であると認識しております。当社グループでは、この人材 確保という課題に対し、自社採用サイト「工場求人ナビ」をはじめとしたWeb媒体と求人誌などの紙媒体を有 効に活用した募集活動を行うと共に、全国70か所の採用オフィス面接や各地での面接会など様々な面接機会を設 けております。そして、面接担当者のマッチングスキルの強化や登録された方に対し継続的なアプローチの実 施、さらにスカウトサービスなどの活用など、就業者の確保に向けた様々な取り組みを展開しております。ま た、就業者が製造業務からエンジニアなどの高度な業務に就き、キャリアアップできるための研修施設を増設 し、教育機会を増やす等の教育体制や「技能社員」へ転換できる人事制度を整備し、就業意欲の高揚を図ってお ります。さらに、雇用期間が選択できる制度や女性や高齢者などさまざまな人が多種多様な働き方ができる制度 を構築してまいります。

 

② 収益性の向上

当社グループでは、製造スタッフ・派遣スタッフが退社すると、欠員による売上機会損失や補充人員採用コス トが発生するため、いかに退社を抑制し、定着を高め、採用コストを低減するかが課題であると認識しておりま す。当社グループでは、この課題に対し、業務管理者の管理力の強化と製造スタッフ・派遣スタッフ向けの教育 体制を構築しております。業務管理者は定期的な研修受講により現場管理能力を高め、製造スタッフ・派遣スタ ッフの就業環境の向上に努めております。また、製造スタッフ・派遣スタッフ向けの教育プログラムを整備し、 スキルアップできる仕組みや正社員登用などの人事制度の運用によりモチベーションを高め、定着率の向上を図 り、収益性の向上に努めてまいります。

 

(その他の事業)

介護保険法への対応と収益性の向上

わが国の高齢化(総人口に占める65歳以上人口の割合)が進むことに伴い、介護ニーズが更に増加することが 見込まれておりますが、一方で平成27年4月の介護保険制度の改正等で、介護報酬の改定率は全体でマイナス 2.27%となりました。今後、更に進む少子高齢化に伴い介護保険制度の見直しが行われる際には介護報酬の抑制 傾向は強まるものと予想されます。

この厳しい環境において、当社グループはお客様に安心して利用して頂ける介護事業者となることが最重要課 題と認識しております。

当社グループでは、介護就業者への教育体制を整備し、個人の能力を高めると共に、これまでに培ったノウハ ウを活かし、提供サービスの質を高め、施設入居者や介護サービスの利用者の増加を図ってまいります。また、 業務の効率化を推進するなど経営体質の改善に取り組み、収益基盤の強化と収益性を高めた事業展開を目指して まいります。

(21)

4【事業等のリスク】

以下において、当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性がある と考えられる主な事項及びその他投資家の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。また、 必ずしも事業上のリスク要因に該当しない事項についても、投資判断上、重要であると考えられる事項については、 投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。当社グループは、これらのリスクの存在を発生の可 能性を認識した上で、当該リスクを極力回避するための最大限の努力をいたします。

なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来 生じる実際の結果と大きく異なる可能性があります。

 

(総合人材サービス事業のリスクについて) (1)取引先業種の景況による影響について

当社グループの売上高のうち製造系人材サービスの売上高が大半を占めており、取引業種別売上高の構成比を みると、自動車関連が最も高く、続いて電子デバイス関連が高くなっております。当社グループでは、事業展開 にあたり企業、業種等による大きな偏りが発生しないように取り組んでおりますが、依存度の高い業界の業況が 不振となる、または取引規模の大きい企業の大規模且つ急激な生産変動や当社との取引に対する姿勢の変更が生 じるなどの場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

製造系人材サービス業種別売上高構成比(平成29年4月~平成29年12月) 業種 売上高(百万円) 構成比(%)

自動車 13,899 35.6

電子デバイス 10,833 27.7

精密・電気機械 6,561 16.8

住宅 1,832 4.7

金属加工 795 2.0

その他 5,162 13.2

計 39,084 100.0

 

(2)製造拠点の海外移転について

顧客である国内メーカーの製造拠点が海外に移転し、国内における生産拠点が減少及び海外拠点への生産移管 により生産数が減少した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)業界内における競争激化について

当社グループが属する人材サービス業界は、多数の競合会社が存在し、今後も競争が激化することが予想され ます。当社グループでは、顧客からのニーズを把握し、そのニーズに応えるための人材を募集し、顧客に対して 的確かつ迅速な対応を行うことで顧客満足度を確保することで競合会社と差別化を図っております。しかし、新 規参入企業数が増加することにより、受注を獲得するための過当競争が生じて受注価格の引き下げや人材を確保 するための募集費用等が増加した場合、また必要な人員が確保できない場合には、売上機会の損失による売上高 の低下や収益性が悪化し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)無期雇用社員(「技能社員」)について

当社グループでは、前述のように、「技能社員」の活用を積極的に進めております。しかしながら、経済環境 の急激な変化などにより、顧客との契約が縮小または終了した場合には、職場異動等の施策を講じますが、この 就業場所の確保ができない場合には、雇用維持費用の発生により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があ ります。

 

(5)製造請負について

(22)

ら、製造請負は、不良品の発生や顧客企業の設備の破損等の責任を負わなければならないため、これらの事象が 発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)労働災害等のリスクについて

当社グループの主たるサービスである製造系人材サービスは、取引先メーカーの工場構内において、製造派 遣・製造請負を行っております。製造派遣は法律上、人材を取引先メーカーに派遣し、派遣した人員の指揮命令 等の労務管理が派遣先に委ねられる形態となっております。一方、取引先メーカーの工場構内で行う製造請負に おいては、取引先メーカーとの業務請負契約により生産量、生産期限、品質及び取引先メーカーの備品を使用す るにあたっての備品管理といった領域まで責任を負っております。

製造派遣の取引形態と製造請負の取引形態では、業務を遂行する社員及び製造スタッフが労働災害に見舞われ た場合において責任主体が異なり、製造派遣においては取引先メーカーがその損害について責任を負うのに対 し、製造請負においては当社グループが責任を負うこととなります。

労働災害に関しましては、基本的に労働保険の適用範囲内で解決されるものと考えておりますが、当社グルー プの瑕疵が原因で発生した労働災害において、被災害者が労働保険の適用を超えて補償を要求する等、訴訟問題 に発展した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)法的規制について

当社グループの主たるサービスは製造系人材サービスですが、製造派遣においては「労働者派遣事業の適正な 運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」、有料職業紹介は、職業安定法に基づき、厚生労働大臣の許 可を受けて行っております。また、製造請負においては、製造派遣との区分が明記されている「厚生労働省告示 第518号(旧労働省告示第37号)」に基づいて事業を運営しております。そして、これら以外にも労働基準法、 労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、健康保険法、個人情報保護法等、多岐にわたる法律に基づいて事業を 運営しております。

当社グループでは、法令遵守を経営の最重要事項と位置づけ、関係法令の教育、指導、管理、監督体制の強化 に努めるなどして法令遵守の徹底を図っており、上記の諸法令に抵触する事実はないものと認識しております が、万一、関連諸法令に違反するような事象や不正行為等が発生した場合には、所轄監督官庁による処罰や社会 的に信用が失墜し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、これら関係諸法令は情勢の変化に伴い見直しが行われており、この法改正が行われた場合、その改正内 容によっては、事業運営への制限の発生や対応する体制構築に時間を要することにより、当社グループの業績に 影響を与える可能性があります。

 

当社グループの許可・届出状況

会社名 許可名称 監督官庁 許可番号 取得年月 有効期限

日総工産株式会社

一般労働者派遣事業 厚生労働省 派14-150048 平成14年10月 平成33年12月31日 有料職業紹介事業 厚生労働省 14-ユ-150026 平成14年8月 平成33年12月31日

日総ブレイン株式会社

一般労働者派遣事業 厚生労働省 派14-020001 昭和61年7月 平成31年1月31日 有料職業紹介事業 厚生労働省 14-ユ-020011 平成12年8月 平成30年7月31日

日総ぴゅあ株式会社 特定労働者派遣事業 厚生労働省 特14-303116 平成20年6月

平成30年9月9日 (旧特定労働者派遣事 業に係る経過措置) なお、上記の許可・届出について、事業停止、許可取消及び事業廃止となる事由は労働者派遣法第14条及び第 21条、並びに職業安定法第32条に定められております。本書提出日現在において、当社グループはこれら事業停 止、許可取消及び事業廃止事由に該当する事実はありませんが、該当した場合には当社グループの業績に影響を 及ぼす可能性があります。

 

(8)取引先企業の情報の取り扱いについて

当社グループの就業者は、取引先企業の生産計画や新製品の開発及び製造に関わる機密性が高い情報に接する ことがあります。当社グループにおいてはこれらの機密情報の扱いについて、業務請負契約書や派遣基本契約書 等に、知り得た顧客情報は第三者に開示、漏洩してはならないと記載されており、就業者に対しても顧客情報の 取り扱いの教育を行うなど適正な運用管理を行っております。しかしながら、予期せぬ事態によりこれらの情報 が漏洩した場合には、当社グループへの損害賠償請求や社会的な信用低下等により、当社グループの業績に影響 を及ぼす可能性があります。

(23)

(9)業績の季節変動について

当社グループの事業において、毎年5月、8月、1月は連休等により稼働日が減少するため、売上高及び、利 益が減少する予想をしております。取引先であるメーカーが更に大型連休等を設定した場合には、当社グループ の損益に影響を及ぼす可能性があります。

また、製造スタッフ等の在籍が上半期に比較して下半期に増加する傾向があるため、下半期に売上高も増加 し、年度末に退職した製造スタッフ等の補充及び下半期に向けた製造スタッフ等の確保のために投資した上半期 採用費が下半期には減少するため、営業利益及び経常利益は以下のとおり上半期に比べ下半期に上向く傾向があ ります。

連結

第36期(平成28年3月期) 第37期(平成29年3月期)

上半期 下半期 通期 上半期 下半期 通期

売上高 (百万円) 22,690 24,644 47,335 25,744 27,789 53,533 (構成比) (%) (47.9) (52.1) (100.0) (48.1) (51.9) (100.0)

営業利益(百万円) 369 630 999 193 666 860

(構成比) (%) (36.9) (63.1) (100.0) (22.5) (77.5) (100.0)

経常利益(百万円) 342 543 885 180 652 833

(構成比) (%) (38.6) (61.4) (100.0) (21.6) (78.4) (100.0) (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(10)自然災害について

当社の主な就業場所は全国の顧客工場ですが、当該地域において大規模な地震、風水害等の自然災害が発生 し、就業先工場が被災したり、製品調達先の被災によりサプライチェーン上の混乱などにより生産活動が停止ま たは制限された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、取引先における災害ではな い場合でも、これらの災害が発生したことにより国内の経済状況が悪化してしまった場合には、当社グループの 業績に影響を及ぼす可能性があります。

   

(その他の事業のリスクについて) (1)法的規制について

介護保険法に基づく介護サービスを行うには、事業所としての指定を都道府県知事から受ける必要がありま す。指定を受けた事業所は、サービス毎に定められた事業の人員、設備及び運営に関する基準、並びに労働法規 (労働基準法等)を遵守する必要があります。この基準並びに労働法規を遵守することができなかった場合や不 正請求をした場合等においては、指定の取消または停止処分を受ける可能性があります。

当社グループは各種マニュアルを整備し研修を行い、管理体制の強化を図り適切な事業経営に努めております が万一、事業所において指定の取消または停止処分を受けた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能 性があります。

 

(2)介護保険制度の改正について

介護・福祉事業(施設介護・在宅介護)は、介護保険法の適用を受けるサービスの提供を事業内容とするた め、介護保険制度の影響を受けることになります。この介護保険制度は、3年毎に介護保険法および介護報酬の 改正が行われており、これに合わせて3年を1期とする市町村介護保険事業計画の策定が行われております。

平成27年4月の改正では、介護報酬の改定率は全体でマイナス2.27%となっており、今後の介護報酬改正にお いても、社会保障費の増加や財源確保の観点から介護報酬額や被保険者の保険料等が改定される可能性もありま す。

その改定の内容によっては、事業内容の見直しや変更を余儀なくされる等により当社グループの業績に影響を 及ぼす可能性があります。

 

(3)人材(有資格者)確保について

(24)

(4)業界内における競争激化について

介護保険制度の施行以来、介護サービスの利用者は増加傾向にあります。今後も高齢化が進行することによ り、介護関連ビジネス市場は拡大が予測されており、当市場には医療法人や社会福祉法人といった非営利法人や 株式会社等の営利法人なども参入してきている状況であります。当社グループは提供するサービスの質を高め、 他社との差別化を図り、利用者の拡大とサービスの継続利用に努めておりますが、今後、新規参入などによる当 業界内で一層の競争激化が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)有料老人ホーム等の新規開設について

当社グループの事業拡大のためには、新たな有料老人ホームを展開していく必要があります。しかし、有料老 人ホームを開設するには、多額の資金が必要であり、また有料老人ホームの運営は人件費等の固定的な費用が多 いため、新規施設開設後の入居者数が一定水準に至るまでの期間においては費用負担が先行する傾向がありま す。そのため、有料老人ホームの開設が計画どおりに進捗しない場合や入居が計画どおりに進捗しない場合に は、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)風評等の影響について

介護・福祉事業(施設介護・在宅介護)は、利用者やその家族からの信用に大きく依存しております。そのた め、当社グループや施設に対するネガティブな風評等が発生、拡散し利用者やその家族をはじめとする市場関係 者が当社グループ及び施設について事実と異なる理解・認識をされた場合には、新規利用者の獲得や施設稼働率 の維持が困難となり、当社グループの運営、業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)安全管理及び健康管理について

当社グループのサービス対象は高齢者が多いことから、お客様の体調悪化や転倒等が重大な事故に発展する可 能性があります。当社グループといたしましては長年の実績に基づいた社内研修や実地訓練を行うと共に健康チ ェックの実施等、利用者の安全・健康管理には万全を期し、細心の注意を払っております。しかしながら、万 一、事故等が発生し当社グループの責任が問われた場合には、当社グループの信用が低下するとともに訴訟等で 損害賠償請求を受けるおそれがあり、事業の存続を含め、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がありま す。

 

(8)自然災害について

地震や津波等の大規模な自然災害や新型インフルエンザ等の感染症の拡大が発生した場合、介護スタッフ及び 施設が稼動できない状況になるおそれがあります。当社グループにおいては、お客様の安全を最優先とした危機 管理態勢の強化を図っておりますが、これらの災害発生により、サービス提供ができなくなる場合、また、これ ら災害等の発生に対し、当社グループの責任が問われた場合には、信用が低下し、当社グループの業績に影響を 及ぼす可能性があります。

   

(当社グループ経営全般について)

(1)資金調達の資産制限条項等に係るリスクについて

当社は、平成27年9月28日付で、株式会社みずほ銀行を主幹事とする4行によるシンジケート団と貸出コミット メントを含む金銭消費貸借契約、平成27年9月28日及び平成28年3月28日付で、株式会社三菱東京UFJ銀行と貸 出コミットメント型当座貸越約定を締結しております。当該調達資金の利用使途としては、運転資金に活用して いく方針であります。

一方で、当該契約においては、主たる事業の変更、合併その他企業結合あるいは第三者との事業もしくは資産 の譲渡あるいは譲受が確定した場合には、当該金融機関の事前承諾を得ることとなっております。この遵守事項 に抵触した場合には、当該契約は解除となる可能性があります。

今後、上記事項の実施を決定した後に当該金融機関のその実施要否に関する判断により、当社当該契約に基づ く当該金融機関からの新たな借入を実行することができなくなること、または、実行済みの借入金の即時返済を 求められる可能性があります。

 

     (2)個人情報保護について

(25)

または過失による漏洩や不正使用などの事態が生じた場合には、損害賠償を含む法的責任を追及される可能性が あるほか、社会的な信用を悪化させ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)厚生年金保険料について

当社グループでは、多数の製造スタッフ及び派遣スタッフを含むすべての社会保険加入対象者の完全加入を徹 底しております。社会保険料の料率や算出方法及び被保険者の範囲は、外部環境の変化や社会的情勢等に応じて 適宜改定されておりますが、今後、社会保険料の料率や算出方法及び被保険者の範囲等、社会保険制度の改定が 実施された場合には、当社グループ各社が負担する金額が増加することにより、当社グループの業績に影響を及 ぼす可能性があります。

 

(4)固定資産の減損について

当社グループは、事業用の資産として土地・建物等の固定資産を有しており、固定資産の減損に係る会計基準 を適用しておりますが、今後地価の動向及び対象となる固定資産の事業の収益性状況によっては、減損損失の計 上が必要となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)訴訟について

現時点で、当社グループは損害賠償を請求されている事実や訴訟を提起されている事実はありません。当社グ ループでは、必要に応じた教育機会を設けるなどして法令遵守を徹底しているため、訴訟、紛争の可能性は低い ものと考えております。しかしながら、不測の事態により当社グループに関連する訴訟、紛争が発生した場合に おいて、当社グループが的確に対応できなかった場合には、訴訟や損害賠償等による費用等の発生や社会的な信 用低下、さらに当社グループのブランドイメージの低下により顧客からの受注の減少や就業希望者の減少が生 じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

当社グループは、役員および従業員に対して、業績向上に対する意欲や士気を高めるため、ストックオプショ ンによる新株予約権を発行しております。これらの新株予約権が行使された場合には、当社株式が新たに発行さ れ、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。本書提出日現在、これらの 新株予約権による潜在株式数は699,600株であり、発行済株式総数6,630,000株の10.6%に相当しております。  

5【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。  

6【研究開発活動】

参照

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